クスリのアオキ本社
Japan
© Takahiro Arai
これからの建築
つくりたい「建築」とは何か。その空間に身を置きなんとなく過ごしていても、幸せな気分になったり、駆け出したくなるような建築。無意識に感性のフィルターを通して、「よい感覚」という共感がうまれる。それは決して有名なモダニズム建築ばかりではなく、旅先で訪れた朽ち果てた建物や、バナキュラーな日常的風景からも、「よい感覚」がしっかりと感じられる。建築をつくるときに、(それは用途に関わらず)、いつも大切にしているのは、人間の内面にある共感の質だ。表面的なものであれば、それは一時の共感しか得られない。論理的な思考のさらに奥底にある内在的な「生の感性」を探らなければ、「よい感覚」のメッセージは感じることも発することもできない。わたしは「体験」を通じて、過去の人々と会話をし、「設計」を通して、未来の人々と会話をしている。わたしたちがつくる建築は、過去と未来の接続点でしかない。しかしそれで充分だと思う。ただ純粋に共感がうまれる「建築」をつくり続けていきたいと思っている。
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- Kategorie
-
- Architekten
- Standort
- Tokyo, Japan
- Mitarbeiter
- 11
- Website
- tk-a.jp
- Gründung
- 2008