BMW グッゲンハイム・ラボ
プロジェクト一覧に戻る- 場所
- 33 East First Street, 10003 ニューヨーク, アメリカ
- 年
- 2011
BMWとグッゲンハイム財団の共同企画による、6年に渡り世界9都市を巡る移動式のラボ。各都市において、独自の課題に基づいたテーマを掲げ、都市の新たな挑戦の重要性を喚起し、独自の解決策を導き出すことを目的とする。
ラボはシンクタンク、公共フォーラム、コミュニティーセンターの機能を組み合わせ、現在、都市が抱える様々な課題について意見交換の場を提供する無料のプログラムを実験的に展開する。
ラボの最初のサイクルとしてニューヨークに建設されたのが、アトリエワンによるこの建物。
「移動式の道具箱」というコンセプトのもと、軽量でコンパクトな二階建て施設の下部は204㎡のオープンスペー スで、さまざまな特別プログラムのニーズに対応できる構造となっている。施設の上部は、光り輝く波紋のようなモアレ効果を引き出す二層の半透明のメッシュ で覆われた「道具箱」で、プログラムに必要な設備や道具が収納できる。
また、この施設は、骨組みにカーボンファイバーを採用した初の建造物である。
2011年8月3日から10月16日まで開催され、「Confronting Comfort(安らぎへの取り組み)」をテーマとしたこのラボでは、100項目を超えるワークショップ、実験、討論会、上映会、屋外ツアーなど多数のプ ログラムが開催される。さらに、会場にはブルックリンのレストランRoberta'sが運営するカフェも併設される。
今後はベルリン、ムンベイを巡回予定。
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