オフィスリニューアル
千代田区, 日本
- インテリアデザイナー
- フィールドフォー・ デザインオフィス
- 場所
- 千代田区, 日本
- 年
- 2023
Concept of office renewal
コロナ禍を経てオフィスに対する考え方は大きく変わってきています。リモートワークが普通に行われるようになり、今後も企業の働き方に関する魅力の1つとして、また子育てに有用な制度として、ある程度ハイブリッドとして継続されることが予想されます。
しかしながらリモートワークにはいくつかの課題があり、多くの企業ではこの3年の間で認識された事と思います。今回のオフィスリニューアルでは、それらの課題を解消する、これからのオフィスのあり様として、以下のテーマをコンセプトとしました。
1. 多様なコミュニケーションの場
リモートワークで多く寄せられた声に「孤独」「雑談がしたい」「今やっている業務が会社の方向性として正しいかどうか判らない」等、コミュニケーションに関する課題が最も多く寄せられています。これは、オフィスの機能としてコミュニケーションが重要であることを再認識する結果となりました。
コミュニケーションには様々なフェーズ(お客様、上司、同僚、協力会社等)があり対面、TV会議の場合があります。それぞれの状況に適った場があることがオフィスにとって重要です。
2. 創造性や生産性を向上する設え
コミュニケーションの課題と同様、リモートワークでは(特に在宅勤務)一日中パソコンと向き合っていることが多く、業務の創造性や生産性が懸念されていました。
近年、コロナ禍と関わりなくバイオフィリックデザインというオフィスに自然を採り入れる考え方が軌を一にして注目を集めており、多くの先進的オフィスで採用されています。
ある研究機関の調査によると、バイオフィリックデザインを採り入れたオフィスは、従前のオフィスに比べ創造性で+15%、生産性で+6%の効果があるとのことです。
勿論、リモートワークにも長所があり、書類作成等の集中力を要する業務では生産性が向上します。今後はオフィスとリモートワークの長所を活かした、ハイブリッドな働き方が期待されます。
3. より健康的で快適な環境
健康的で快適なオフィス環境はコロナ禍以前から注目を集めており、Well₋Beingとしてバイオフィリックデザインを採り入れることにより、精神的疲労を軽減したり、思考力を回復する他、植物の空気清浄機能による快適性の向上などの効果が言われています。前述の調査によると、社員の幸福度が従前に比べ+15%の効果があるとのことです。
コロナ禍で社員の健康に対する意識が高まった事もあり、これからのオフィスに必要な考え方になると思います。
以上の考え方を踏まえ、当社のオフィスリニューアルについて具体的に紹介します。
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