近鉄博多ビル(都ホテル博多)
プロジェクト一覧に戻る- 場所
- 福岡, 日本
- 年
- 2019
- クライエント
- Kintetsu Real Estates, 近鉄不動産
- 建築設計
- 三菱地所設計
- 植栽計画
- TREEFORTE
その先に広がる空と自然がお出迎え
福岡の中心である博多駅。その筑紫口駅前に1972年からあって、地域のランドマークとなっていた博多都ホテルの建て替えプロジェクト。建築のデザイン・設計は三菱地所設計です。「緑と水と光のホテル」をコンセプトに、博多駅筑紫口のその先に広がる空(博多空港)そして筑紫山系三郡山地など九州の山々にある自然を建築のファサードに大胆に取り入れることでこのコンセプトを実現しています。私たちはコンセプト、ファサードデザインおよび外部空間のデザインを協働しました。
外壁を削り取るように設けられたテラスは、駅からも視認できる大きな滝と植栽で覆われていて、筑紫口の新しいランドマークとなっています。街とつながる1階部分は、おおきなピロティ空間の下にはオープンな「街のラウンジ」を設けています。この場所に置かれているベンチやプランターは全てアルミの一枚板を曲げることで出来ており、この場所のためにオリジナルでデザインされています。屋上のアウトドアスパエリアからは、博多の街や空を眺めることができ、博多の広い空を堪能できます。植栽は、地域の潜在自然植生の群落を参考に福岡や筑紫山系で見ることができる植物を計画しています。都ホテル博多に宿泊するという体験が、博多の多様な魅力に気づく一助になればと考えています。