敷地は傾斜のある閑静な住宅地に位置し、西側と南側が道路に接する角地である。クライアントの要望により、様々な場所にアートを配置できるように工夫をした。中庭の南西側に配したデッキテラスでは、座った時に周囲の視線を遮ることができるような壁の高さになっている。季節の良い時は、食事やお茶の時間を過ごすことができる。
建築の凹凸や抜けにより、外部からの視線を程よく遮りながらも空間のひろがりを感じ、外部とのゆるやかな繋がりを感じることができる生活を実現している。