防府の家
山口県
- Arquitectos
- KEN–ARCHITECTS / 甲村健一
- Ano
- 2018
計画敷地は防府駅と街の象徴である天満宮の中間付近に位置し、駅から徒歩10分程度の街中とは思えないほど広い敷地面積を有していました。敷地の大きな特徴は南側では車と人が頻繁に通行している一方で、北側では天満宮と山並みが一望できるという対照的な環境でした。そこで建屋を敷地中央に配置し南北に趣の異なる庭を設えることで街への多様な接し方を試みた計画です。
具体的には動的な南側の街に対しては内部と街の双方に開放性を与えるために庭の木々に色彩を合わせた浮遊感ある塀を設え、静的な北側の街に対しては遠景の天満宮をより身近に感じるために庭に起伏を設け視線を誘導するとともに山並みの緑との連続性を図りました。双方の庭を屋内のどこにいても堪能できる空間とするために間仕切りを開け放つとワンルームともなる平屋を選択し、地面とひと続きとなる大きな屋根で空間を包括しました。北側へ伸び上がる屋根は外観とリビング空間の双方を街のシンボルへと導く佇まいを示しています。
詳しくはホームページへ
Projetos relacionados
Revista
-
Cris Ballester Parets in Mallorca
3 days ago